現実資産がブロックチェーン上に乗り、強制執行が可能なプログラマブルな世界になると、産業はどのように変わるか?自動車メーカー・ダイムラーの事例
2019年08月22日
目次
- 前提
- 車両にIDとウォレットを保持させ、決済の自動執行をする
- Commerzbankによるデジタルキャッシュ
- 総論・ダイムラーが描く世界には存在していて、我々の現行世界に存在しないもの
- 参考リンク
前提
以前に、資産がブロックチェーン上でプログラマブルになるとはどういったことか、そしてそれが起こると生活はどのようになるかを下記のレポートで論じました。
*レポート:Programable Moneyが浸透すると世の中はどうなるか?2030年の世界をイメージしたフィクション
https://hashhub-research.com/articles/2019-07-18-how-programable-money-will-change-world
https://hashhub-research.com/articles/2019-07-18-how-programable-money-will-change-world
では、実際にそういった世界を予見する、またはそういった世界に可能性を感じる企業は今どのような取り組みを行っているのでしょうか?
ダイムラーが取り組む実証実験は、その良い事例であり、本レポートではこれを取り上げます。
ダイムラーは、ドイツ・シュトゥットガルトに本拠を置く、乗用車及び商用車の世界的メーカーであり、トラックの販売における世界最大手です。
同社の乗用車はメルセデス・ベンツ、スマート、フレイトライナー、その他のブランドで販売されており、日本の三菱ふそうトラック・バスはダイムラーの傘下企業です。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。